ティピシェードとは|柱のない大型シェードの仕様
イベント会場で使える大型のシェードを探していると、必ずぶつかる問題があります。テントは中に柱が立つということです。
テーブルの配置が柱で決まる。車を展示したいのに真ん中に柱がある。導線が柱を避けて曲がる。
ティピシェードは、そこを解決するための製品です。

結論:柱は屋根の外側にあります
ティピシェードは、4本の木柱を外側に開いて立て、円錐形の屋根を中央から吊る構造です。
柱が屋根の外周よりさらに外にあるため、屋根の下には支柱が1本もありません。
この構造のおかげで、下の空間は完全に自由です。中央に車を置く、長テーブルをまっすぐ通す、ステージを組む。柱を避けるための設計をしなくて済みます。

上の写真は、屋根の下に車をそのまま入れた状態です。中央に支柱がないため、こうした置き方ができます。通常のテントでは、まず中央の柱を避ける配置から考えることになります。
高さも特徴です。一番大きいサイズで棟高9.2m。会場の中で、遠くからでも場所が分かる目印になります。
4サイズあります
サイズを選ぶ前に知っておいてほしいこと
ティピシェードには「面積」が2つあります。ここを混同すると、設営してから「思ったより狭い」となります。
4本の柱が地面に接する範囲です。この広さの場所が確保できないと立てられません。屋根が覆う面積
実際に日陰になる、使える面積です。屋根は円形なので、柱の設置範囲よりかなり小さくなります。
サイズ選びで見るべきなのは「屋根が覆う面積」のほうです。会場の確保で見るのが「柱の設置範囲」です。

上の写真を見ていただくと分かりやすいと思います。4本の柱は、屋根の外周よりかなり外側に接地しています。日陰になるのは屋根の真下だけで、柱が立つ範囲はそれよりずっと広くなります。
BTT3×3
BTT4×4
BTT5×5
BTT6×6
軒高はどのサイズも2m前後です。大きいサイズを選んでも、屋根の外周の高さは変わりません。大きくなるのは屋根の広さと中央の高さです。

屋根の素材
高密度の防水・透湿キャンバス、305g/m²です。カラーはホワイトとカーキ。他色も対応できます。
白い膜に光を当てると、生地を透かして全体が発光します。夜のイベントで効くのはこの点です。昼は日除け、夜は照明そのものとして機能します。

夜は、屋根そのものが光源になります。別途ライトアップの機材を組まなくても、下に照明を置くだけで会場の目印になります。
ドームやタープと、何が違うか
ドームとの違い
ドームは囲うための構造です。空調が効き、雨風を遮り、閉じた空間をつくれます。宿泊や長期の展示に向きます。
ティピシェードは覆うための構造です。側面は開いたまま。通り抜けられて、外から中が見えます。
人を通したいならティピシェード、人を留めたいならドームという使い分けになります。
タープや大型パラソルとの違い
高さです。タープやパラソルは、目線の少し上を覆うものです。ティピシェードは棟高5.5〜9.2m。
下に立ったときの感覚がまったく違います。屋根が高い位置にあるので、覆われているのに圧迫感がありません。そして遠くから見える。
会場の中で「あそこに何かある」と思わせる役割を果たします。
屋内にも設置できます
床に穴を開けられない会場では、専用のウェイトプレート(オプション)で柱の足元を固定します。展示会ホールや商業施設の中にも設置できます。
屋内に置く場合、天井高を必ず確認してください
一番小さいBTT3×3でも棟高5.5mです。BTT6×6なら9.2m。
一般的な会議室や多目的ホールでは入りません。展示会場・アリーナ・吹き抜けのある商業施設など、天井の高い会場が前提になります。
搬入経路も含めて、図面か写真をお送りいただければ判断します。
正直にお伝えしておくこと
導入前に知っておいていただきたい点を、先に書いておきます。
日本の防炎認定は取得していません
本製品は、日本防炎協会の防炎物品としての認定を受けていません。
屋内の展示会場や商業施設では、防炎物品であることを求められる場合があります。会場の規定によっては、そのまま使用できないことがあります。
屋内でのご使用を検討されている場合は、必ず事前に会場の防火管理者にご確認ください。確認の結果、使用できないという判断になることもあります。
ここを曖昧にしたまま納品して、当日使えなかったという事態が一番避けたいことなので、最初にお伝えしています。
風の数値基準は設けていません。強風時は屋根を下ろします
「風速何mまで使えるか」という数字は公表していません。固定方法、地面の状態、周囲に建物があるかどうかで条件が大きく変わるため、一律の数値を出しても現場の判断には使えないからです。
そのかわり、ティピシェードには運用で対応できる構造上の利点があります。
屋根は、4本の柱の頂点から吊り下げられています。骨組みと屋根が一体になっていないため、屋根だけを下ろすことができます。
強風が予報されたら、早めに屋根を下ろしてください。風を受けているのは屋根の膜です。下ろしてしまえば残るのは柱だけになり、風を受ける面がほとんどなくなります。
一般的なテントは、強風時に解体するか、そのまま耐えるかの二択になります。ティピシェードは屋根を下ろすだけで、風を受けない状態にできます。これが実際の運用では一番効きます。
会期が数日にわたる場合は、天気予報を誰が確認し、誰が屋根を下ろすかを事前に決めておいてください。判断が遅れると、下ろす作業そのものが危険になります。
雨は防げますが、吹き込みます
屋根の生地は防水キャンバスなので、上から落ちてくる雨は防げます。
ただし側面は開放されています。横殴りの雨は入ります。また屋根に雨樋はないため、外周から水が落ちます。屋根の縁の下に物を置かない配置にしてください。
側面を閉じて雨風を遮りたい、完全な雨対策が必要だという用途であれば、ドームテントのほうが適しています。
販売もレンタルも対応します
短期のイベントであればレンタル、常設や繰り返し使うのであれば販売と、どちらにも対応しています。購入いただいた場合の保管もお受けしています。
防水グランドシート、ウッドフロア、バーカウンター、ソファ、焚き火台といったオプションもご用意しています。
価格は、サイズ・会期・オプションの有無・会場の条件によって変わります。一律の金額を出せる製品ではないため、条件をうかがったうえでお見積りいたします。
ご相談の際は、次の点をお知らせいただけると話が早く進みます。
- 設置場所(屋外/屋内)と、使える地面の広さ
- 会期(何日間か)
- 用途(物販・展示・休憩・受付など)
- 屋内の場合は天井高と搬入経路
- 会場から防炎に関する指定があるか
会場の写真を送っていただければ、設置できるかどうかを判断してお返事します。
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