なぜ私たちはドームにこだわるのか|代表がジオデシック構造を研究し続ける理由

ドームを扱う会社は増えました
グランピングの広がりとともに、ドームテントを取り扱う会社はこの数年で一気に増えました。カタログを並べれば、どこも似たような製品が並んでいます。サイズも、価格も、見た目も、大きくは変わりません。
では、何が違うのか。私たちが違いだと考えているのは、「その形がなぜそうなっているかを、理解しているかどうか」です。
ジオデシックドームは「丸いテント」ではありません
ジオデシックドームは、三角形を組み合わせてできています。正二十面体という立体の面を細かく分割し、その頂点を球面上に押し出して結び直す——そうやって、まっすぐな部材だけで丸い空間をつくっています。

分割数を上げれば、より球に近づきます。ただし、部材も接合部も増え、運搬も組立も複雑になります。「きれいな球に近い」ことと「つくりやすい・運びやすい・安全に建てられる」ことは、別の話です。

この判断は、カタログの数字だけを見ていてもできません。構造として理解していて初めて、「このイベントなら、このサイズと形でいい」「この会場なら、この形は向かない」と言えるようになります。
代表が「DOME LAB」を始めた理由
当社代表は、ドームの構造そのものに強い関心を持ち続けてきました。
ウルトラドームが掲げているメッセージは、「ジオデシックでワクワクを」。これは商品のキャッチコピーとしてつくった言葉ではありません。三角形を組み合わせるだけで、柱のない大きな空間が立ち上がる——その仕組みを知ったときのワクワクを、そのまま事業の軸に置いたものです。
その記録として、代表個人で「DOME LAB|ドームラボ」という発信を始めました。ジオデシックドームになぜ三角形が使われるのか、正二十面体からどうやって球に近づけていくのか、2V・3Vという分割数は何を意味するのか——ドームの形を、ひとつずつ解きほぐしていく内容です。
製品の宣伝はしていません。ドームテント、ドームハウス、木造ドーム、DIY、設計、SketchUp。実際につくれるドームから、まだ想像の中にしかないドームまで。ただ、ドームという形が持つ面白さを書いています。
行き着く先は「ダイソン球」
ジオデシック構造の面白さは、スケールを選ばないところにあります。三角形を分割して球面に押し出すという原理そのものは、直径5mのドームでも、直径50mのドームでも変わりません。分割数を増やしていけば、原理上はどこまでも大きくできます。
その延長線上にあるのが、代表がいつか考えてみたいと言い続けているダイソン球——恒星をまるごと球殻で包み込むという、SFに登場する巨大構造物です。もちろん、今日つくれるものではありません。ただ、「三角形をつないで球にする」という発想の先に、それだけの飛距離があるということ。そこに面白さを感じています。

イベント会場に建てる一棟のドームと、恒星を包む構造物。まったく違うようでいて、考え方は地続きです。目の前の一棟を丁寧に建てることと、その先を想像し続けること。DOME LABは、その後者を書き留めておく場所です。

DOME LAB|ドームラボ
ドームを知る、つくる、楽しむ。
ドームテント、ドームハウス、木造ドーム、DIY、設計、SketchUpなど、DOMEにまつわる知識やアイデア、実例を発信しています。
構造を知っていると、提案が変わります
構造の理解は、趣味の話で終わりません。実際のご相談の場面で、判断の精度に直結します。

サイズの選定
「何人入るか」だけでなく、天井の高さ・視界の抜け方・出入口の位置まで含めて、その用途に合う形をご提案できます。
設営の可否判断
会場の広さ・地面の状態・搬入経路から、そのドームが建てられるか、建てるなら何が必要かを早い段階で判断できます。
安全性の確保
どこに力がかかり、どこを固定すべきか。構造を理解しているから、風や荷重への備えを具体的に説明できます。
できないことを、できないと言える
無理な設置を引き受けないことも、構造を知っているからこその判断です。
ドームが好きな人間が、ドームを扱っています
ウルトラドームは、ジオドーム・クリアドーム・ミラードーム・スフィアドーム・ウッドーム・ティピシェード・プラントドームと、複数の製品を扱っています。種類が多いのは、ラインナップを増やしたかったからではありません。ドームという形にはこれだけの可能性がある、と考えているからです。
イベントでの使い方、グランピングでの使い方、植物と組み合わせた使い方。「こんなことはできますか」というご相談ほど、私たちは面白いと感じます。まだ形になっていない構想の段階でも、遠慮なくお声がけください。